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2017/05/18

ただ好き。ただ嫌い。

おはようございます。小出遥子です。

誰かやなにかを好きになるのに明確な理由なんてないのと同じで、
誰かやなにかを嫌いになるのに、ほんとうのところ、
なにひとつとして、明確な理由なんてないのだと思います。

好きは好き。嫌いは嫌い。
それ以上でも以下でもない。

さらに言うのなら、ほんとうのところ、
そこに誰かやなにかを好きになる「個人」、
嫌いになる「個人」はいないんですよね。

好きや嫌いに個人の意志なんかひとつだって反映されない。

ただ好き。ただ嫌い。
それ以上でも以下でもない。

そのことを知らなかったり、
認められなかったりするから、
自分や誰かを責めてしまって、
苦しみのループにハマりこんでしまう……。

そりゃあ、人間ですもの、嫌われるよりは好かれたいです。
直接的にであれ、間接的にであれ、
誰かに「私はあなたを嫌いです」といった趣旨のことを伝えられるのは、
控え目に言っても、ものすご~~~くショックなことです。
ときに涙がこぼれて止まらなかったり、
場合によっては何日か寝込んでしまうほどのダメージを受けたりします。

でも、それを「受けいれられない」と嘆き続けていたって仕方がない。
事実、その人は私のことを「嫌い」と言った。そういうことが起きてしまった。
そして、ほんとうのところ、そこには相手の意志はなくて、
ただ単純に「嫌い」という思いがあるだけなんだ。
「私を嫌っているその人」も、「その人に嫌われている私」も、
ほんとうのところ、どこにもいないんだ。
すべて、広大な縁の網目の中で起きてしまったことなんだ。
どうしたって避けられるものではなかったし、避ける必要もなかったんだ。

……というようなことを、
まあ、大泣きしながら、激しく憤慨しながら、
もがきながら、苦しみながら、ただ受けいれることができたら、
自分や相手を責めることなく、必要以上に深刻になることもなく、
ただ、すべては「人生」からのギフトなんだよな、と……。
そんな風に、個人的な好き嫌いにとらわれることなく、
軽やかに、爽やかに生きていくことも可能になる。

仏教をはじめとする、さまざまな本質的な知恵(智慧)は、
その「可能性」を指し示してくれているのだと思います。
これは、やっぱり、「希望」です。

よい一日をお過ごしください◎

 

≪今後の小出遥子のスケジュール≫

【5/20(土)】藤田一照さん、桜井肖典さんとの共著である、自身2冊目の本、
『青虫は一度溶けて蝶になる: 私・世界・人生のパラダイムシフト』
5月20日(土)に春秋社から発売になります!
私が初回から毎回書いている「仏教的人生学科一照研究室」の
講義録をベースにした本です。
書店で見かけられましたら、どうぞお手にとってごらんください◎

【5/23(火)】「おぢやんしょの仏教話」出演
新潟県小千谷市の浄土真宗本願寺派寺院・極楽寺さんにて行われる
「おぢやんしょの仏教話」というイベントに、Temple主宰・小出遥子が出演します。
大原三千院門主・堀澤祖門さん、極楽寺住職・麻田弘潤さんと3人で
「なにものでもないいのち」をテーマにお話をします。
その後、ミニTempleも開催いたします。
お近くの方もそうでない方も、ぜひぜひ、ふるってご参加くださいませ!

≪今後のTempleのスケジュール≫

【5/28(日)】Temple@瑞因寺
(名古屋でのTemple初開催!)

【5/30(火)】Temple@神谷町光明寺(ゲスト:プラユキ・ナラテボーさん) ※満員御礼

【6/5(月)】Temple@髙願寺
(ゲスト:小笠原和葉さん)

【7/23(日)】Temple School 特別イベント第2弾
(ゲスト:横田南嶺さん、藤田一照さん)