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2016/12/28

【釈迦】天上天下唯我独尊

「天上天下唯我独尊」。とっても有名なことばですね。このことばは、ふたつの視点からの解釈が可能だと思っています。 ひとつめは、ひとりの人間としての視点。この視点からこのことばを訳すと、「私という存在は、 ……
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2016/12/21

【一遍】よろず生きとし生けるもの 山河草木吹く風立つ波の音までも 念仏ならずと言ふことなし

私は、念仏者です。念仏をとなえはじめたきっかけは忘れてしまいました。気がついたときには、すでに、「南無阿弥陀仏」が、私の人生の真ん中にありました。 はじめは、「私が念仏をとなえている」という感覚があっ ……
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2016/12/14

【空海】本心は主 妄念は客なり

自分のほんとうのこころはゲストハウスのようなもので、ありとあらゆる思考、感情、感覚は、そこを訪れるゲストのようなものなのだ、という話を聞いたことがあります。とても素敵だし、非常に的を射た、わかりやすい ……
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2016/12/07

【臨済】随処作主 立処皆真

今回は臨済宗の開祖・臨済義玄禅師の『臨済録』という書からことばをピックアップしてみました。「随処に主と作(な)れば、立処皆な真なり」と読み下せます。「どこにいても本来的な自分の姿を忘れなければ、いずれ ……
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2016/11/30

【道元】もし悟りよりさきのおもひをちからとして悟りのいでこんは、 たのもしからぬ悟りにてありぬべし

今回は道元禅師のことばをピックアップしてみました。「もし、さとりよりも前に“さとりとはこういうものだろう”と考えて、その通りのさとりらしきものがあらわれたとする。しかし、それがほんとうのさとりなのかど ……
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2016/11/23

【沢庵】思わじと思うも物を思うなり、思わじとだに思わじやきみ。

今回は安土桃山時代から江戸時代前期にかけて活躍された、臨済宗のお坊さん、沢庵禅師のことばを選びました。「思いを浮かべるまい、と思った時点で思いになってしまっている。思いを浮かべるまい、とすら思わないこ ……
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2016/11/16

【達磨】迷うがとき人、法を追い、さとるがとき法、人を逐う。

今回は、禅の開祖、達磨大師のことばを選んでみました。仏教で言う「法」というのは、「真理」のことです。なので、冒頭のことばは、「迷いの中にあるときは、人は真理を追い求める。しかし、ひとたびさとってしまえ ……
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2016/11/09

【盤珪】仏になろうとしようより、仏でおるが造作がのうて近道でござるわいの

今回は、江戸時代前期の臨済宗のお坊さん、盤珪(ばんけい)禅師のことばを取り上げます。現代風に崩してしまえば、「なんとかして仏になろうと頑張るよりも、そのまま仏として生きてしまう方がラクチンですよ」とい ……
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2016/11/02

【一休】心というものは、いかに判じ申すに、 かげかたちなきもの也

心というものが、人間ひとりにつきひとつずつ与えられていて、その実在はもはや疑いようのないものである……という「幻想」が、すべての誤りの大元なのではないかな、なんてことを思うことがあります。 私たちは、 ……
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2016/10/26

【道元】眼横鼻直(がんのうびちょく)なることを認得(にんとく)して人に瞞(まん)せられず

今回は道元禅師のことばを選びました。「眼は横に、鼻は縦についている。このように、当たり前のことを、真実、ありのままに見つめ、あるがままに認めることさえできたら、自他に騙されることはなくなるだろう」…… ……
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2016/10/19

【良源】迷えば石木異なれども、悟れば氷水ひとつなり

良源さんは平安時代の天台宗のお坊さんです。一般的には元三(がんざん)大師という通称の方が有名かもしれませんね。 「迷いの中にあるときは、石と木はまったくの別物に見えるが、さとりの目で眺めてみれば、氷と ……
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2016/10/12

【空海】日月(にちげつ)空水(くうすい)を光(て)らす。 風塵(ふうじん)妨ぐるところなし。

今回は弘法大師の『性霊集』という書物からことばをピックアップしました。日の光、月の光は、空や水をも含んだ万物を照らしている。世界にどんなに塵が多く舞っていたとしても、その光を妨げるものではない。……と ……
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2016/10/05

【無難】かならず仏になると思うべからず、 仏にならぬが仏なり。

今回は江戸時代初期の臨済宗のお坊さん、至道無難(しどうむなん)禅師のことばを選びました。「決して仏になろうなどと思ってはいけない。仏にならないものが仏なのだから」といったような意味になるでしょうか。 ……
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2016/09/28

【夢窓疎石】しるしなきこそ、しるしなりけり

今回は南北朝時代から室町時代初期にかけて活躍した臨済宗のお坊さん、夢窓疎石国師のことばを選びました。「効験がないことこそが、神仏のおぼしめしである」といったような意味になるでしょうか。神仏に直接的なご ……
イラスト:nihhi
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2016/09/24

【親鸞】善悪の二つ惣じて存知せざるなり。

今回は親鸞聖人のことばを選びました。文字通り、「私には善や悪ということはまったくわからない」という意味になります。 仏さまの前では、どのような人間も、みな一様に「なにものでもないもの」です。すべてが「 ……